8月は長期海外出張が続きましたので、28日と30日の2日間のみの開催でした。
それでも定員満員御礼でご参加いただき感謝✨
8月28日開催分
8月30日開催分
今回、ryuchell(りゅうちぇる)さんの結婚解消のニュースを受けてそれぞれが何を感じるのか、2回に渡ってディスカッションしました。
上記の話題はこちら▶︎ryuchellさんInstagram
恋とは。愛とは。パートナーとは。
男とは。女とは。夫・婦とは。
他人事ではなく、自分事として捉えたとき、自分がりゅうちぇるさんだったら・peco(ぺこ)さんだったら。。。
インターネット内では本人たちのSNS投稿やメディアでの発言に対して様々なコメントが寄せられていますが、どんな人であろうとりゅうちゅるさんの生き方を否定する権利はありません。
無責任だとか、最初から言うべきだったとか、その発言がまさに当人の心情や実情をまったく理解していないことを物語っています。
LGBTQ(すべての性的マイノリティ)の人たちの多くが、自分のセクシュアル(性)を自覚するのに様々な迷い・葛藤を繰り返し、長い時間を要します。
ようやく導き出した答えでも、変わることだってあるんです。
私もそうでした。
体と心が一致しない、自分がおかしいんじゃないかと思って
周りと同じようにやってみたら馴染めるんじゃないか、変わるんじゃないかと思って試行錯誤を繰り返しました。
化粧をしてみたり、私服でもスカートをはいてみたり
男性とお付き合いしたこともあります。
トランスジェンダーであることをカミングアウトしたとき
元彼からは
「じゃあなんで俺と付き合ったの?」
と言われたこともあります。
トランスジェンダーであることと私が男性と付き合うことは
性的指向と性自認を分けて考える上で、上記の質問に直結するのは違うのですが
異性愛が当たり前の世の中では咄嗟にそう考えてしまうのもわかります。
そのときの私は、「ごめん」というしかなかったのですが
彼を好きだったことは確かだし、それは今でも変わらない。
ただ、その「好き」が「人として」であり、「男性として」と言われると分からない。
自分が憧れる男性像に近い人だったから、そういう意味では男性として好きだったが
それが恋愛対象としてと言われると、それは違ったかもしれない。
日本では平均3分の1が離婚している統計が出ていて、離婚の理由も様々です。それぞれの事情がある中で、なぜ今回の事情をとやかく言われないといけないのかと思ってしまいます。
そして今回のりゅうちぇるさんの発言は非常に曖昧な表現も多く、セクシュアルに関しても様々な推測ができます。普段から性の多様性を強く意識して活動している自分でも、りゅうちぇるさんの心情を察するのはとても困難です。
否定的な観点がたくさん出てくる方は、自分の中に観点の固定、強いアンコンシャスバイアス(無意識の偏見・思い込み)があるはずです。
夫婦とはこうあるべき
結婚した以上、こうすべき
男は我慢するもの、家庭を守るもの
子どもがいたら我慢すべき
「〜すべき」、「〜するのが当然だ」、「普通は〜するはず」
こんな基準は本来ひとりひとり違うもの。
このことになかなか気づけないから
知らない間に誰かを傷つけてしまったり、排除してしまいます。
もちろんそこに悪意や差別意識はなく、むしろ正義と思ってやってしまう。
いかに自分の意見と人の意見は違うのかを気付くには、たくさんの人との対話が必要です。
自分の中にある無意識、一緒に発見していきませんか?
多様性哲学オンラインカフェはどなたでも参加いただけます。
基本はサムネイルの日時行いますが、そのときの用事などによって変動もあります。
9月の前半は下記日程となっています。
9月は初めての試みで、各回でテーマを設定することにしました。
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9月前半多様性哲学オンラインカフェスケジュール
9/4(日)10:00-11:00
パートナーシップ
9/6(火)19:30-20-:30
体のつながりと心のつながり
9/10(土)10:00-11:00
ジェンダー診断をやってみよう
9/13(火)19:30-20:20
本当の自分とは
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どんな人であれ、誰もがありのまま
手を取り合って生きていける世の中をみんなでつくりましょう。
最後までお読みいただきありがとうございます。