こんにちは!
青魚がちょっと苦手な、悟ったトランスジェンダーFTMの明楽です。
福岡を拠点にnTech認識技術の講師、およびLGBTQ+を含む性の多様性について講演・研修を実施しています。
私はLGBTQ+(性的マイノリティ)の中のトランスジェンダー当事者です。
生まれた時の性別は女の子として生まれましたが、
自我と性自認がハッキリしだす頃には「なんで自分は男の子じゃないんだろう」と思うようになりました。
今みたいに性の多様性の情報が無く、男は男、女は女、異性愛が正常というバイアスの中にいた私は
男にも女にもなれない自分を中途半端と自己否定する一方、そんな境界線にいる存在の人権を守りたい心にも溢れていました。
私が自分のセクシュアリティを自覚するきっかけにもなった3年B組金八先生第6シーズンで
上戸彩さんが性同一性障害当事者の鶴本直 を演じていた時のセリフ
「何で白と黒とはっきり分けないといけないんですか?
グレーがあってもイイじゃないですか」
この言葉を聞いたときに「本当にそうだ!」と強く思ったことを覚えています。
そんな感じで私は境界線についてよく考えるようになりました。
出世魚って知ってますか?
成長するにつれて呼び名が変わる魚のことです。
よく知られているのはハマチとブリ。
小さいうちはハマチでも、大きくなったらブリになる。
でもこれ地域によって呼び名も違うみたいです。
● 関東方面/ワカシ(小さな幼魚)→イナダ(40cmくらい)→ワラサ(60cmくらい)→ブリ(80cm以上)
● 関西方面/ツバス(小さな幼魚)→ハマチ(40cmくらい)→メジロ(60cmくらい)→ブリ(80cm以上)
面白いですね。
そして最近知って驚いたのはクジラとイルカもそうだとういうこと。(魚ではなく哺乳類だけど)
イルカとクジラが一緒だったなんて思いもしませんでした。
サイズの違いで呼び名が変わり、大体4メートル以下がイルカで、それより大きいのがクジラになるそうです。
イルカ
ハッキリ際にいるものはいいけど、ちょうどどっちも微妙なラインのサイズにいるものって悩まないのかなって思うのです。
見る人によってイルカって言われたりクジラって言われたりして
自分はどっちなんだ!?って思ったり、自分はイルカだと言っても周りはクジラと言ってきて、なかなか分かってもらえず悩まされたり。
なんか日頃の人間関係においてもこんなことあるよなって。
結局名称をつけたり基準を設けたのも人間であって、その基準だって実に曖昧なもの。
つまりは何を言いたいかというと、
誰が何と言おうと自分がこうだと思うことからブレない絶対的自己規定を持てることが
ブレない人生を歩むために必要な要素であり大切なアイデンティティだということです。
そしてそれを可能にするためには、まずは初期設定をALL ZERO化して設定の外に出ること。
そこから新しい設定を自ら設計していくことです。
無境界線から点一つを生み出し、そこからあらゆる境界線を引き、模様・形を生み出し色を加えていく。
そうやって自ら描きたい世界を創造していく。
この仕組み無くしてなりたい自分になることや理想の人生を送ることは不可能。
nTech仲間のまいちんこと岩本麻衣子さんが点から世界が生み出され、点に戻っていくアートを分かりやすく表現していました。芸術としてもとても素晴らしい作品です。
からの、逆バージョン⇨宇宙が点1こに戻り消滅
人間の脳は一度入った情報を消すことは、宇宙自然の法則からして不可能とされていますが
この不可能を可能にするのがnTech認識技術。
nTechってなに?と思った方は、
nTech認識技術について、開発者であるNoh Jesu(ノジェス)先生と私が対談した動画があるのでご覧ください。
声が若干小さく聞き取りにくいので音量UP推奨。
脳ではなく、その外にある心を使うことが時代の限界を越える突破口になります。
人類が今まで常識と言われてきた概念を疑い、基準点を変えることです。
違いからの出発ではなく、もっと引いて違いが生み出される前から出発すること。
違わない世界がわかるからこそ、違いだらけのこの世界が理解できるし説明できるし統制もできるようになる。
これがすべての違いを肯定できる、多様性社会の本質につながることを確信しています。
ちょっとでも関心を持たれた方は遠慮なく問い合わせください。
共に真の多様性共生社会をつくリましょう♪