こんにちは、九州レインボープライド実行委員の明楽です。
本日は九州レインボープライドの実行委員メンバーと
今年のイベントについて打ち合わせ。
東京レインボープライドに参加してきたとき
あるレズビアンカップルさんが話されていたこと。
「ここでは、堂々と自分たちらしく表現することができる
こんな幸せな時間はない」
九州レインボープライドを運営する我々にとっても
こういう声はとても嬉しく、イベントのやりがいも感じます。
しかし、それと同時に課題としても突き付けられる。
カミングアウトできていないLGBT当事者にとって
レインボープライドのイベントは
ディズニーランドのような存在なのではないか。
非日常を体験できる夢の国のような空間
自分らしい性で生きる
これは非日常的なことではない
誰もが平等に自分らしく生きる権利がある。
本日クローズアップ現代でLGBTが取り上げられました
“性の偏見”取り払えますか? ~LGBTに寛容な社会のために~
男とはこういうものだ
女とはこうしなければならない
社会に根深く根付いた偏見(バイアス)によって
LGBTの人たちは生きづらさを感じています。
その偏見(バイアス)を取り払い、どうやったら生きやすい社会をつくれるのか
対応に動き始めた日本の企業や学校
先進的な取り組みが進むスウェーデンの幼稚園や介護施設
IKEAの取り組みなどが取り上げられていました。
トランスジェンダーである北川わかとさん
私と同じ性同一性障害、FTM。
社会生活の中で自分がどういったところで生きづらさを感じたか
更衣室や氏名のフルネーム表記、履歴書の性別欄
トランスジェンダー当事者でないと気づかない
細かいところまでお話しをされていました。
「あったあった~」と
番組をみながら昔を懐かしく思いました。
性的マイノリティだけでなく
どんなマイノリティにだって
当事者でないと分からないことはたくさんあります。
その視点に立つからこそみえる問題。
「きっとこうだろう」と自分の判断基準に合わせるのではなく
当事者の意見をきちんと聞くことが大切
そしてその中でも
その人のいうことがすべてではなく
ひとつの観点であることを理解することが大切
最近は学校や公民館、企業での講演機会も増えてきました。
LGBTについて初めて聞かれる方にとっては
私の発する言葉の影響力は大きい。
私の話も一当事者の意見であることを毎回きちんと伝え
変なバイアスがかからないよう注意しています。
人の数だけ性は存在する
LGBTの人たちだけでなく
誰もが自分らしく生きることができる世の中を目指して
これからも活動していこうと気合が入りました!