こんにちは、福岡に住むトランスジェンダーの明楽です。
本日は福岡西中学校の1年生と2年生の生徒様向けに
NPO法人カラフルチェンジラボのLGBT研修研究グループリーダーとして
LGBTに関する講演をさせていただきました。
LGBTQをもっと身近に~男と女だけじゃないよ
もっとも猛威を振るっていたころとは違うコロナウイルスですが、まだまだ油断大敵。
十分な感染予防対策に加えて、3密を防ぐため1年生と2年生を2コマに分けて実施。
同じ話を2回するわけだから、先生方からは私に時間を取らせて申し訳ない、二度手間にさせて申し訳ないと何度も言われました。
しかし!
聴き手(生徒さん)にとってはその回が初めての講演であって、1回目でも2回目でも同じ1時間という価値は平等でないといけない。
話す内容は同じだとしても、まったく同じ講演ってないと思うんですよね。
これは持論にもなりますが、講演は演者だけで成り立つものではなく、聴講者がいるからこそ成り立つ。
結論、相対世界が織り成すオーケストラと変わらない。
一方的に伝えても何も伝わらない。
しっかり一人ひとりと目を合わせ、波長を感じ、どんな気持ちで話しを受け取ろうとされているのか。
そんな気持ちをいつも念頭に置いて話しています。
だから今までに何度もLGBT講演会をさせていただきましたが、同じものなんてひとつもないと思っています。
そして中学生にとっての1年は我々30代の1年とはきっと時間感覚が違うでしょう。
1年生と2年生では経験、思考も差があると考えると、内容も若干変化が必要だったりします。
そういうことを考えながら資料を作成し、講演内容を考えているとあっという間に時間が経ち楽しいのです。
ああ、こんな熱い思いを綴っていると内容にふれず終わってしまいそうですw
1年生も2年生も真剣な眼差しで前を見つめ、聴いていただいていました。
終了後校長室まで質問に来てくださった生徒さんもいて、こういう話を聞くのは初めてだと教えてくれました。
今の友人の中にLGBT当事者がいて、カミングアウトをされたらどうする?って質問をすると
今までは「えー」って思ってたと思うけど、今日の話を聞いたから、これからは大丈夫!
っとキラキラした目で返答してくれました。
こどもたちの純粋な気持ちからエネルギーをもらい、明日からもがんばろうと思います!