今回はちょっとアダルトなお話。
私がトランスジェンダーであることをカミングアウトしたときに出てくるぶっちゃけ質問の1つ。
どうやってセックスするの?
本当はみんなこういうところ気になると思うけど、なかなか聞きづらくてできないですよね。
まぁ考えてもみればセックスのやり方なんてそれぞれだし、LGBT当事者のセックスだけわざわざ聞くのも失礼な話ではあります。
なのでこの類の質問は注意した方が良いのも事実。
TPOもわきまえる必要がありますね。
ただ今回は私の実体験も踏まえてしっかり書きたいと思います。
*同じトランスジェンダーでも考え方に個人差があります。ここで書かれていることは私の主観が多く含まれています。
セックスに関する悩みって一般的にもすごく多いしセンシティブなものですよね。
相手が満足できているか自信がない。
特にトランスジェンダーにとってこの不安は大きいものです。
FTM(身体は女性だが男性として生きようとする人)には男性器が無いので、できることは通常セックスの前戯までということになります。
手と口を使ってあらゆるテクニックを頑張ったとしても、本番行為とも呼ばれる挿入をすることができません。
アダルトグッズを使えばもちろん類似したカタチですることができますが、やはりそこには抵抗を示す人も少なくありません。
私自身セックスにはとてもコンプレックスがありました。
服も脱げなかった時期があります。
裸が恥ずかしいとかいうレベルではなく、女性である身体を見られることは屈辱でしかなく絶対に脱ぎたくないと思っていました。
相手が裸でも私は下着とシャツを着たまま。
本当は肌を合わせて抱き合いたいし相手の温もりを感じたいと思っても、どうしても抵抗がありました。
こんなセックスでパートナーは満足してくれているのか、常に不安でした。
大学のとき付き合っていた彼女は初体験が私で、こんな私が初体験で本当に良いのかと何度も何度も確認しました。
それでも彼女は私だったから良かったと受け入れてくれて本当に嬉しかった。
その後彼女とは別れる結果となり、その後も友達としての付き合いは続いていました。
そしてある日、彼女の個人ホームページで見たくなかったものを目にしてしまいます。
初体験はいつですか?という質問に対して、そこに書かれている回答は私との日付ではなかった。
そして、「めちゃくちゃ痛かったけど幸せだった」というコメントも添えられていた。
私は彼女とのセックスが初体験であり、彼女にとってもそうだったはずなのに。
私はこのとき、やっぱり男性器がないとセックスとして認められないのだと深くショックを受けました。
これは過去の経験・思い出であって、今は色々あり乗り越えていますが
当事者のセックスに対してのコンプレックスや悩みは大きいものです。
そしてそれは当事者だけではなく、パートナーにとってもそうでしょう。
体を触られたくない当事者も多く、当事者にとってのセックスは相手を気持ちよくさせられたらそれでいいと思う人が多い。
なので、パートナーにとっては自分ばかりで本当に相手はそれでいいのかと不安になるという声が多いのです。
結局はお互いが相手のために同じこと思っているんですよね。(素敵なお話)
そんなFTMとパートナーさんの悩みを解決しようと、友人のモリタジュンタロウさんがとっても素敵な企画をされています!
【LGBTQ】
FTMとそのパートナーが心も身体もつながる世界を一緒につくりませんか?
ってことで、クラウドファンディングでこんなアダルトグッズ製作挑戦中!!
球状でまるっとしていて、なんかかわいいやつ。
どんなものか読んでみると、すごいよく考えられている!なんか凄そう!
詳しくは専用サイトに載っているのでぜひみてみてくださいね。
そして応援してもらえると嬉しいです♪
どんなカタチでも、すべての人が愛し合える世界になることを願っています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました🌈